日本は農薬使い過ぎなのかどうなのか

日本にいたのはずいぶん昔のことになりましたが、子供のころ、普通にみかんをむいていてふと見た自分の指がキラキラ銀色に光っていて、自分の指がおかしいのかと思っていた。

しかし、あれこそ残留農薬だったんだと思います。あのころ、箱入りで注文したみかんを無造作に居間へ持ってきて洗いもせずにそのまま食べて普通だった。

その後、あれももう二十年かそれ以上も前のことになるかもしれないけれども、渡米後、アメリカ人の知人が言っていたことのひとつに、日本のぼけ老人は農薬のせいだろうという意見なのか知識だったのやらの言葉。

日本の人は日本の農業の質の高さを誇りますけど、とうとう私も統計に巡り合うことができましたので（これも信用できなかったりするのかどうかまで知りませんけど）ご紹介したいと思います。あまりにもデータに取られた対象国が多すぎるので全体を見たい方はご自身でなさってください。

以下にリンクします頁のデータによると、なにはともあれ、日本はアメリカの５倍近くの農薬を使っています。

英語の頁ですけど数字は訳す必要もなく分かると思います。同じ面積の農地で使用する農薬の量を比べた場合、アメリカが 2.5 のところ、日本は 11.8 という数値です。

１位が中国で 13.1 。アメリカは２位に位置づけられてはいますが、国土の面積が違うんですからこのまま比べてもあまり意味を成しません。大事なのは右端の面積による比較です。

日本と同程度に農薬を使っている国に韓国や台湾、そしてさらにその倍とかそれ以上も使っている国も見られて驚きますけど、日本産がアメリカ産に対して少なくとも農薬の使用量に関して品質の負けているのは確かです。